プラント部門

流動層パテンティング熱処理設備等で国内シェアを独占。流動層パテンティング熱処理設備等で国内シェアを独占。

プラントへの想い 全社の発展、お客様の繁栄に繋げる

プラント部門は、「省エネ・省人・環境保護」をキーワードに、
産業用機械設備・生産ラインの開発から設計、製作、据付までを一貫して行っています。

デンロは今、「事業の多角化」というビジョンを掲げ、実現に向けて全社一丸で取り組んでいます。
その中でプラント部門が担う使命は、設備を供給する社内外のお客様のどんな要望にも「受けて立ち」、
技術革新を続けることで、自部門のみならず他部門の発展にも寄与し、ひいては全社の発展、お客様の繁栄に繋げていくことです。

そのためにも、お客様の課題や要望をいち早くキャッチし、改善・開発で応え、受注につなげられるよう営業力をより向上。
さらには、新たな挑戦を恐れない、意欲のある人材の採用・育成にも注力していきます。
2014年に中国に開業したプラント工場・天隆(常州)精密機械有限公司とも
より密接な連携を取り、ビジョン実現に向け邁進していきます。

[強み]

どんな要望にも「受けて立ち」、
蓄積した技術の総合力

業界では、生産ライン中の特定の装置のみを製造しているメーカーが多数を占めますが、私たちデンロはお客様のどんな要望にも「受けて立つ」ことで、熱処理・表面処理・自動加工の技術およびノウハウを蓄積してきました。 その結果、生産ラインの中の特定の装置にとどまらず、ライン全体の装置の開発・設計・製作ができるように。常に、お客様の要望を満足するオーダーメイド型装置やラインを生み出し続けています。

[Case study]

業界の常識を覆した流動層

流動層では、10mmより径の太い線材の熱処理は不可能だというのが業界の常識でした。しかし、お客様からの依頼内容は「20mmまでの線材の熱処理に対応できる流動層を開発したい」というもの。お客様との共同研究で客先生産ラインに開発装置を組み入れ、試行錯誤を繰り返した結果、 業界の常識を覆し径の太い線材の熱処理に対応できる流動層をついに開発することができました。来年納入に向けて設計を任されたのは、入社1年目と3年目の若手社員2人。ハードルの高い仕事にも積極的に挑戦させることで、若い力を育てています。

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[主力製品]

自動加工設備
NC形鋼パンチング加工機 鉄塔の部材に穴を開ける設備。自社の鉄構部門に納めています。現場の声をもとに、より使いやすく稼動効率のよい設備にブラッシュアップし、国内外での拡販を目指しています。 [NC形鋼パンチング加工機]
表面処理設備
環境対応型線材自動酸洗設備 線材表面のスケール(酸化皮膜)やさびを、塩酸や硫酸で落とし、次工程で必要な皮膜処理をする設備。設備全体をハウジングで囲うことで、環境有害物質を含む空気・水を封じ込め、作業環境をドライでクリーンな状況に保つことができます。排出された空気や水は無害処理をして屋外へ放出。作業環境及び自然環境にやさしい設備です。
ELSE型自動めっき設備 ELSEはEnergy-saving, Labor-saving, Safety, Eco-friendlyの略。自動化を図り、設備をハウジングで囲うことで、3K(きつい、きたない、きけん)と言われた作業環境からの開放に成功しました。自社の受託加工部門に納めています。現場からのフィードバックを活用し、国内外での拡販に向け注力しています。 [ELSE型自動めっき設備]
熱処理設備
流動層パテンティング熱処理設備 乗用車やトラックのラジアルタイヤに使われる、スチールコードを熱処理する設備。かつては人体に有害な鉛を使って熱処理を行っていましたが、ジルコンサンドを用いるこの設備を当社が開発し、旧方式の設備をすべて置き換えました。 [流動層パテンティング熱処理設備]
生産ライン
ループロ方式焼鈍めっきライン 造船の鋼板などを作る過程で、厚板を溶接する際に使われる溶接ワイヤーの生産ライン。通常、伸線工程と熱処理・表面処理工程は別の工程のため、製品を移動させる必要があります。本ラインはこの二つの工程を一つにし、製品の移動を不要にした省人・省エネラインです。